拡大続くダイレクト自動車保険市場

2019年10月09日

リーズナブル且つ高品質で普及進む自動車ダイレクト保険

生命保険・損害保険 トップ画像

自動車保険におけるダイレクト保険市場の拡大が続いている。
自動車保険市場は大きく「代理店型」と「ダイレクト型」に分けられる。
「代理店型」は、東京海上日動火災保険・損保ジャパン日本興亜・三井住友海上火災保険・あいおいニッセイ同和損害保険を保険の引受先として、ディーラーや中古車販売店で加入するものを指す。
「ダイレクト型」は、テレビなどで宣伝を行い、電話やインターネットで直接加入するタイプの自動者保険を指す。

我が国のダイレクト保険の市場は1990年代の終わり頃にスタートし、現在では国内自動車保険市場約4兆円の約8%を占めるほどになっている。
ダイレクト保険が伸びてきた背景には、まず保険料の安さが挙げられる。
代理店を介さないことで、販売手数料が不要となり、保険料を「ダイレクト型」と比較し平均で30~50%抑制できるケースが多い。

現在、国内ダイレクト自動車保険市場では下記の9社が主なプレーヤーとなっている。

主要ダイレクト自転車保険9社

ソニー損保はダイレクト自動車保険市場でトップ

ソニー損保は99年にダイレクト自動車保険市場に参入し、02年以降業界トップランナーとして市場をけん引している。

ソニー損保の自動車保険 成長の推移(出所:ソニー損保)

ソニー損保の強みは高品質なサービス提供や積極的なマーケティングにある。商品の特長は下記の3つ。

① 事故解決サービス
24時間365日事故受付を行い、スピーディーな初期対応と納得感を大切にした事故解決を行っている。

② ロードサービス
全国約9,700カ所のサービス拠点でロードサービスを提供。
JAFとは対象が異なり、JAFは対象が会員で、会員なら他人の車を運転していても対象となる。
一方、ソニー損保は契約車両が対象で、他人が契約車両を運転していても対象となる。

③ 走る分だけの合理的な保険料
保険料は予想年間走行距離に応じて保険料を算出し、お得感のある料金で自動車保険を提供している。
契約時に1年間で走ると予想される距離を「3,000km以下」~「無制限」の7区分から選択し、予想年間走行距離が低いほど、保険料も安くなるようになっている。
これはリスク細分という合理的な考え方によるもの。
走行距離の多い人の事故発生率は高く、少ない人の事故発生率は低くなるため、保険料はそれぞれの車の利用の仕方に応じたものとなっている。


株式会社FISCO

1995年に設立、2006年上場。金融情報配信会社として、株式、為替、債券、仮想通貨といった金融情報を幅広く取り扱う。各投資市場に対する深い理解と洞察に基づき、初心者からプロまで、投資家を支援する各種金融サービスを提供している。 全国の金融機関約250社向けに金融情報を提供しているほか、個人向けではヤフーファイナンス、LINEニュース、SmartNews、Gunosyなど、国内の主要なサイトやアプリに金融・経済系コンテンツを提供している。

生命保険・共済業界レポート

一覧を見る