銀行業界の最近の動向

2019年04月22日


■3メガバンク(三菱UFJフィナンシャル・グループ、三井住友フィナンシャルグループ、みずほフィナンシャルグループ)の2018年4-9月期純利益はそろって増益となった。
しかし、増益の主要因は融資先の業績が回復し、貸倒引当金が必要なくなる「戻り益」や政策保有株式の売却で、収益環境の厳しさは続くとみられる。
本業の儲けを示す業務純利益は3メガバンク合計で前年同期を下回った。日本銀行の異次元の金融緩和により超低金利が続き、貸出により利息が稼げない状態が続いている。

■三菱UFJ銀行と三井住友銀行は、2019年前半にもATMを相互開放する方針を固めた。
預金者は両行のATMで平日の日中に現金を引き出す際の手数料が無料になる。
収益環境が厳しいなか、相互利用を可能とすることで重複するエリアのATMを減らし、コスト削減を図る。

■シェアハウスへの不正融資が問題となっているスルガ銀行は、不動産融資関連の引当金を積み増し、18年4-9月期純損益は985億円の赤字(前年同期は211億円の黒字)となった。
これに対し、全国地方銀行協会の柴戸隆成会長(福岡銀行頭取)は会見で「現段階で考えられる引当はされている」と評価した。

■地銀の18年4-9月期決算は全体の約7割を占める43行が減益または赤字となった。
米金利上昇による米国債の含み損拡大や引当金の増加が利益を押し下げた。

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