Manufacturing | 製造業(メーカー)

業界レポート医療機器

  • カルーテルや人工肺装置で世界に挑む テルモは、国内外で医薬品や医療用機器の製造販売を手がける。医薬品以外の製品には、主に栄養食品、輸血器具、使い捨て医療器具、人工臓器、電子体温計などがある。グローバルに事業を展開し、海外売上高比率は68%(2019年3月期)を超える。日本企業でグローバル化が最も進んでいる企業の一つで、世界160カ国で製品を販売し、グループ従業員25,000名のうち80%超が外国人となっている。 カルーテルや人工肺装置では世界有数のシェアを有す。10年3月期から19年3月期にかけて売上収益は3,160億円から5,994億円に、営業利益は632億円から1,066億円に

  • 医療機器メーカーの最近の動向 テルモの事業は、カテーテルシステム、人工心肺システムの製品を製造する「心臓血管カンパニー」、ホスピタル医療器、医薬品類、腹膜透析関連、糖尿病関連の製品を製造する「ホスピタルカンパニー」、輸血関連の製品を製造する「血液システムカンパニー」から構成される。2018年4-12月期は全カンパニーで売上高が増収となった。心臓血管は出荷遅延から回復、ホスピタルは堅調に推移している。海外売上高比率は約70%と高く、世界的に拡大する医療機器の需要を取り込み、堅調な成長が期待される。 オリンパスは、18年3月期売上高7,864億円のうち、内視鏡基幹システムなど医療事業が6,16

  • ■オリンパスは、2019年3月期の営業利益について大幅減益を見込んでいる。ミラーレス一眼カメラ市場は先行していたソニーに加え、ニコン、キヤノン、パナソニックが相次いで参入し、競争が激化。このため採算が悪化している。■テルモの業績は拡大基調が続いており、18年3月期には初めて営業利益が1,000億円を超えた。けん引役はカテーテル事業。カテーテルを使った手術では合成樹脂や金属の細い管を血管内に挿入する。切開が必要な手術よりも患者の身体的負担が軽く、世界的に普及が進んでいる。■ニプロは透析機器に強みを持つ。前期には厚生労働省による在宅医療推進施策を受け、情報通信技術(ICT)を活用したオンライン診療

  • 18年3月期は総じて順調な業績 (出所)厚生労働省より 国内医療機器の市場、医療機器生産額ともに趨勢は増加傾向を辿っている。高齢化の進展を背景に、国内市場も今後は安定基調が続くと見込まれるが、より期待されるのは新興国の需要拡大を背景としたグローバル市場である。国内関連企業にとっても、今後の成長のカギを握るのは、成長する海外需要をいかに取り込んでいくかになるだろう。 日本の医療機器市場においては、カテーテルやペースメーカーなど治療機器が金額ベースで55%、内視鏡やMRIなど診断機器が22%を占め、それ以外は眼科用品や家庭用医療機器となっている(2017年現在)。市場の平