国内市場においては高齢化の影響を受けて、市場規模は年率2%程度の成長を維持してきた状況です。日本国内の医療費削減の影響が医薬品ほど大きくないため、各社、引き続き採用意欲は旺盛な状況です。特に高齢者が増えている背景から、整形領域のメーカーは採用が活況であり、今後は循環器の領域等でも新規製品のローンチに合わせて採用が活況となる可能性があります。また、ロボティックスや医療情報の分野においても大型の投資が進んでおり、今後よりinnovativeな製品開発により医療行為そのものへの考え方が大きく変わっていく可能性もあります。また、海外市場については東南アジア諸国、BRICs等の新興国における医療レベルの向上に伴い、医療機器の売り上げは大きく伸びてきており、各社今後のさらなる成長には国外への進出がキーになると思われます。
- 業界売上総計(Edinet掲載企業)2兆1,986億円
- 業績伸び率※105.74%
- 収益性※11.17%
- 平均年収 642万円
- 求人倍率--倍
※業績伸び率:(前年度売上÷前々年度売上×100)から算出した値
※収益性:(営業利益÷売上×100)から算出した値
この業界の従業員の評価
- 総合評価 3.1 119 reviews
- 平均有給取得日数 9.3 日
- 平均残業時間 31.6 時間
カテゴリ別評価
-
人事評価の適正感3.0
-
ワークライフバランス2.6
-
女性の働きやすさ3.5
-
企業の成長性・将来性3.4
-
給与・待遇面の満足度2.9
-
経営陣の手腕2.7
-
顧客志向度3.2
-
自己成長環境3.0
-
企業の安定性3.1
-
事業の社会貢献実感3.2
企業の雰囲気・風土
-
- 社風
-
保守的 革新的
-
- 仕事の進め方
-
決められた進め方 裁量の大きい
-
- 職場の雰囲気
-
落ち着いている 活気がある
-
- 風土
-
トップダウン ボトムアップ
-
- 意思決定のスピード
-
品質・信頼性重視 スピード重視
-
- 評価ウエイト
-
個人評価 チーム評価
-
- 給与体系
-
年功序列 成果主義
-
- 異動頻度
-
多い 少ない
友達に勧めたい
- お勧めしない
- あまり
お勧めしない
- 普通
- お勧めしたい
- すごく
お勧めしたい
- すごくお勧めしたい
- お勧めしたい
- 普通
- あまりお勧めしない
- お勧めしない
経済動向
-
2019年11月07日
医療現場から トップブランドとして 信頼されるメーカーを目指すカルーテルや人工肺装置で世界に挑む テルモは、国内外で医薬品や医療用機器の製造販売を手がける。医薬品以外の製品には、主に栄養食品、輸血器具、使い捨て医療器具、人工臓器、電子体温計などがある。グローバルに事業を展開し、海外売上高比率は68%(2019年3月期)を超える。日本企業でグローバル化が最も進んでいる企業の一つで、世界160カ国で製品を販売し、グループ従業員25,000名のうち80%超が外国人となっている。 カルーテルや人工肺装置では世界有数のシェアを有す。10年3月期から19年3月期にかけて売上収益は3,160億円から5,994億円に、営業利益は632億円から1,066億円に
-
2019年09月12日
医療機器メーカーの動向と業界の注目企業「朝日インテック」 -
2019年06月11日
医療機器メーカーの最近の動向
業界動向・業績
2017年 | 2018年 | 2019年 | |
---|---|---|---|
業界売上総計 (Edinet掲載企業) |
2兆2,062億 | 2兆792億 | 2兆1,986億 |
前年からの伸び率 | 107.25% | 94.24% | 105.74% |
収益性 | 12.04% | 12.24% | 11.17% |
業界トレンドワード
-
- IT、IoT、ICT
- 2018年度に「医療ビッグデータ法」が施行され、医療データを扱う自由度が上がったため、院内システムをクラウド化し、ビッグデータを活用し、新しいサービスを提供するなどのビジネスが活況になっていく見込みです。アプリやウェブサービスを作る技術も必要になっていくため、外部からのヘルスケア領域への参入や各メーカーでIT人材の採用が増えてきています。
-
- ロボット技術
- 産業用ロボットで培ってきた技術を生かして、医療分野に応用した機器・システム開発が進んでいます。現在、研究が進んでいるものについては、内視鏡手術ロボットや情報処理技術を活用したインテリジェント手術室等があります。
医療機器メーカーは整形領域、循環器領域を中心に各社引き続き採用に意欲的な状況で、業界の採用求人数もゆるやかではありますが、右肩上がりで伸びています。特に営業の求人は多数あり、医療機器営業の経験者にとっては、転職をしやすい時期であるといえると思います。また、薬事、品質保証、安全管理等の専門職については根強いニーズがあり、転職先を見つけやすい時期であるかと思います。ただし、日本国内では医療費の削減が叫ばれており、すでに医薬品業界が直面している価格改定の波が医療機器市場でも起こる可能性もあり、国内市場の成長が鈍化していく見込みでもあるため、トレンドを見極めながら、転職活動を行っていくことが重要となります。