外食・フード産業は1964年東京オリンピックから高度経済成長による所得上昇、女性の社会進出、核家族化のようなライフスタイルの変化によって拡大してきました。現在、市場規模25兆円ほどになります。衣食住の食であること、また、熱々の食事を食べたいというニーズは常に存在するため、IT化の影響をあまり受けていません。また単純に食事ニーズだけでなく、雰囲気を含めた場所・コトを提供する産業になります。
メインプレイヤーをご紹介します。ファーストフードではマクドナルド、ケンタッキー、ゼンショー、トリドールがあります。ファミレスはすかいらーく、サイゼリア、居酒屋はワタミ、鳥貴族、回転ずしはスシロー、くら寿司、カフェはスタバ、ドトールになります。
業界の将来は人口減、少子高齢化、中食の拡大から、緩やかに減少していく見込みになります。しかし、ユーザーにダイレクトに幸せを提供出来て、その場で反応を得られることは他には変えられない魅力があります。
- 業界売上総計(Edinet掲載企業)5兆6,073億円
- 業績伸び率※98.58%
- 収益性※3.42%
- 平均年収 503万円
- 求人倍率--倍
※業績伸び率:(前年度売上÷前々年度売上×100)から算出した値
※収益性:(営業利益÷売上×100)から算出した値
この業界の従業員の評価
- 総合評価 3 388 reviews
- 平均有給取得日数 6.8 日
- 平均残業時間 34.0 時間
カテゴリ別評価
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人事評価の適正感2.8
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ワークライフバランス2.5
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女性の働きやすさ3.1
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企業の成長性・将来性3.0
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給与・待遇面の満足度2.5
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経営陣の手腕3.1
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顧客志向度3.4
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自己成長環境3.2
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企業の安定性3.2
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事業の社会貢献実感3.2
企業の雰囲気・風土
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- 社風
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保守的 革新的
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- 仕事の進め方
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決められた進め方 裁量の大きい
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- 職場の雰囲気
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落ち着いている 活気がある
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- 風土
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トップダウン ボトムアップ
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- 意思決定のスピード
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品質・信頼性重視 スピード重視
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- 評価ウエイト
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個人評価 チーム評価
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- 給与体系
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年功序列 成果主義
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- 異動頻度
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多い 少ない
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- あまり
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- 普通
- お勧めしたい
- すごく
お勧めしたい
- すごくお勧めしたい
- お勧めしたい
- 普通
- あまりお勧めしない
- お勧めしない
経済動向
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2019年11月06日
ダンダダン酒場は独自の肉汁餃子で高い支持を得て店舗数伸ばすNATTY SWANKYは「肉汁餃子製作所 ダンダダン酒」を運営老若男女が日常的に「餃子とビール」を楽しめる店を作りたい。そんな思いから創られた肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場は、2011年に調布・天神通りに誕生し、18年12月末には66店舗にまで拡大している。運営するNATTY SWANKYの売上高は19年6月期で40億円(会社予想)にまで拡大し、3月には東証マザーズ市場に上場した。消費者に支持され業容拡大が続いている要因としては次のことがあげられる。(1)商品面では餃子に特化し、独自製法により同店でしか食べられない肉汁餃子を提供している。ほぼ全ての利用者が肉汁餃子を注文しており、高い
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2019年09月19日
レストラン・フード業界動向と業界の注目企業「トリドールホールディングス」 -
2019年06月14日
レストラン・フードの最近の動向
業界動向・業績
2017年 | 2018年 | 2019年 | |
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業界売上総計 (Edinet掲載企業) |
4兆3,827億 | 5兆6,878億 | 5兆6,073億 |
前年からの伸び率 | 119.16% | 129.78% | 98.58% |
収益性 | 3.98% | 3.76% | 3.42% |
業界トレンドワード
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- アプリ化・CRM
- 外食・フード産業のIT化は、他業界に比べると遅れています。しかしその状況が徐々に解消されてきています。マクドナルドをはじめ、すかいらーくやスシローもアプリを配備し、ユーザーデータを取得して、需給予測・顧客リピートなどに役立てています。これまでバラバラであった顧客データをCRM構築し、一元管理化して、販促をOne to Oneで行うなどの施策に繋げています。
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- グローバル化
- ニューヨーク・マンハッタンに一風堂が開店し、バー形式で日本のビールやアメリカ製クラフトビールなど、ラーメン&ダイニング業態を強く打ち出しました。初年度で4億5000万を売り上げ、右肩上がりで売上高を伸ばし、国内1店舗の10倍以上を稼ぎだす店に成長しました。2017年3月末現在では、12ヵ国・地域65店舗展開をしています。海外展開は、各国に合わせてブランディング・人材育成・現地化・ローカル化を行い、ビジネスモデルのブラッシュアップを求められますが、成功した時の伸びしろも大きく、他社も続くでしょう。
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- 肉ブーム
- 料理イベントの「肉フェス」開催が相次いで、赤身肉、熟成肉、かたまり肉、ステーキが大人気です。需要の高まりが肉の値段を押し上げています。このブームを牽引しているのはシニア客と女性客です。赤身肉は脂肪分が少ない部位のためヘルシーでダイエットにもおすすめという認識が広がりました。また熟成肉を提供する店が増えており、うまみと食感がよいのだといいます。アメリカから進出した高級店「ウルフギャングステーキ」、「BLTステーキ」の進出や格安ステーキ店「いきなり!ステーキ」も立ち食い形式で顧客のハートを掴んでいます。
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- インスタ映え
- 2017年に流行語大賞にノミネートされたインスタ映えは、外食・フード業界にとって重要です。インスタグラム、略してインスタは写真や動画を中心としたSNSアプリで全世界的に利用者が増えています。特に女性を中心とした人気コミュニケーションツールになっており、いいねつまりハートがたくさん付く写真は、SNS上で受けがいい、評価が高い写真になります。外食のお店でいかにインスタに上げてもらうかは各社工夫を行っています。
市場規模25兆円と巨大産業の外食業界。AIやICTによって様々な職業が消えると言われている昨今、確実に50年後も残る稀有な業界です。長時間労働、低賃金、年間休日数少など労働環境が悪いイメージがありますが、そちらも改善が進んでおります。
6次産業での地方創生、インバウンドなどのグローバル化が進んでおり、遅ればせながらIT化も徐々に始まりました。弊社は飲食専門チームがありますので各企業ごとの詳細な情報、選考ポイントなどの蓄積がございます。
まずはお話を聞いていただき、ご自身の目でしっかり確認ください。