調剤薬局はトップ企業のシェア占有率が低く、小規模店舗が乱立している状態です。
国の医療費削減方針から、薬価引き下げや診療報酬の下落が続く見込みであり、スケールメリットを求めたM&Aが加速しています。尚、代表的な企業としてはアインファーマシーズ、日本調剤、クラフト等が挙がります。
一方、ドラッグストアもM&Aが増加していますが上位企業のシェア占有率が増加しており、市場の寡占化が進んでいます。特に大手は新規出店のスピードも速く、市場の寡占化は今後も続く見通しです。代表的な企業としてはウエルシア、ツルハ、マツモトキヨシなどが挙がります。
また、最近では調剤薬局併設型のドラッグストアや、地域住民の健康サポートに関する取り組みなど、新たな付加価値の創出にも意欲的です。
- 業界売上総計(Edinet掲載企業)6兆3,919億円
- 業績伸び率※106.09%
- 収益性※4.74%
- 平均年収 595万円
- 求人倍率--倍
※業績伸び率:(前年度売上÷前々年度売上×100)から算出した値
※収益性:(営業利益÷売上×100)から算出した値
この業界の従業員の評価
- 総合評価 3.2 249 reviews
- 平均有給取得日数 7.9 日
- 平均残業時間 16.9 時間
カテゴリ別評価
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人事評価の適正感3.1
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ワークライフバランス3.1
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女性の働きやすさ3.7
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企業の成長性・将来性3.2
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給与・待遇面の満足度2.5
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経営陣の手腕3.0
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顧客志向度3.6
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自己成長環境3.3
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企業の安定性3.4
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事業の社会貢献実感3.5
企業の雰囲気・風土
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- 社風
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保守的 革新的
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- 仕事の進め方
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決められた進め方 裁量の大きい
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- 職場の雰囲気
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落ち着いている 活気がある
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- 風土
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トップダウン ボトムアップ
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- 意思決定のスピード
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品質・信頼性重視 スピード重視
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- 評価ウエイト
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個人評価 チーム評価
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- 給与体系
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年功序列 成果主義
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- 異動頻度
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多い 少ない
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- お勧めしたい
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- 普通
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経済動向
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2019年10月31日
地域におけるかかりつけ機能充実が求められる調剤薬局18年4月の報酬改定で調剤薬局は軒並み減益に 調剤薬局で支払う薬代は、厚生労働省が定める1点=10円の「調剤報酬点数」から成り立っている。つまりこの点数が高いほど、調剤薬局の売上は大きくなるわけであるが、2018年4月の調剤報酬改定では、結果的に処方箋あたりの「調剤報酬点数」が減少し、調剤薬局の収益性は低下した。アインホールディングス、日本調剤、クオールホールディングスの業界大手3社では、アインホールディングスと日本調剤は新規出店やM&A(企業の合併・買収)により増収は確保したものの、営業利益は3社いずれも2ケタの大幅減益となった。 (出所:日本調剤) (出所:日
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2019年08月28日
調剤薬局業界の動向と業界の注目企業「アインホールディングス」 -
2019年05月09日
流通・小売・サービスの最近の動向
業界動向・業績
2017年 | 2018年 | 2019年 | |
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業界売上総計 (Edinet掲載企業) |
4兆6,893億 | 6兆252億 | 6兆3,919億 |
前年からの伸び率 | 117.24% | 128.49% | 106.09% |
収益性 | 4.98% | 4.52% | 4.74% |
業界トレンドワード
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- 医療モール
- 調剤薬局業界では、ドクターの新規開業をサポートし、併設して調剤薬局をという動きが多くみられます。また、最近では専門の異なる複数のクリニックを集め、医療モールとして展開する動きもあり、店舗開発の経験者を募集する調剤薬局が増えています。
調剤薬局、ドラッグストアともに薬が重要な商材となるため、薬剤師が必須の業界です。このため、各社薬剤師の働き易さを重視しており、勤務地や勤務時間などに融通が効きやすい特徴が有ります。また、ドラッグストアは調剤薬局と比較して店舗規模、商材数が多くなるため、関わる職種も多くなります。店舗管理やエリアマネージャー、商品企画やバイヤーなど、本部管理系職種含めて求人ポジションが多くなります。また、調剤薬局、ドラッグストアともにM&Aを加速していることから、M&A経験者やM&A後の企業統合に関する経験者のニーズも高まっています。何れの業界もキーワードは薬=健康となるため、社会貢献性の高い業界と言えるでしょう。