「@コスメ」は化粧品分野で随一の口コミサイト

2019年12月03日

アイスタイルは化粧品口コミサイト@cosmeや、化粧品を販売する実店舗@cosme storeなどを運営する。事業セグメントは大きく、On Platform事業、Beauty Service事業、Global事業、その他事業の4つに分類される。

「@コスメ」は化粧品分野で随一の口コミサイト

アイスタイルは化粧品口コミサイト@cosmeなどを運営

アイスタイルは化粧品口コミサイト@cosmeや、化粧品を販売する実店舗@cosme storeなどを運営する。
事業セグメントは大きく、On Platform事業、Beauty Service事業、Global事業、その他事業の4つに分類される。

(1)OnPlatform事業では、日本最大級の美容系総合サイト@cosmeを運営している。
@cosmeは主に20~30代の女性が利用しており、月間ユニークユーザーは1360万人、登録会員数530万人を誇っている。
登録ブランドについては日本で展開する化粧品ブランドはほぼすべてを網羅しており、登録ブランド数は34000にのぼり、登録商品数は化粧品から美容全般へとカテゴリを拡大し32万件となっている(各数値は2019年3月末)。
20代と30代の日本人女性の約3分の2が同サイトを利用しており、圧倒的なリーチ力を背景に、化粧品会社などからブランディング広告、バナー広告掲載を得て売上高は73億円、セグメント利益は26億円を超える(18年6月期)。

OnPlatform事業(出所:アイスタイル)

(2) BeautyService事業では、化粧品ECサイト@cosmeshopping(アットコスメショッピング)、化粧品専門店@cosmestore(アットコスメストア)を運営し、またプライベートブランドの企画・開発・販売等も行っている。
@cosmestore(アットコスメストア)」の運営では、商品の品揃えや価格設定等に@cosmeのデータを活用し、国内の店舗数は19年3月末で24店舗となり国内最大の化粧品専門店グループとなっている。
19年中には@cosme store初となる路面店を原宿駅前にオープンする計画で約1300平方メートル3フロアに及ぶ店舗面積を活かし、これまで取り扱いのなかったブランドを含む幅広い品揃えで、@cosme の世界観を体現する予定。
ECサイトは@cosmeと連携した運営が行われており取り扱い商品数は37000商品におよぶ。
同事業のセグメント業績は売上高が121億円、セグメント利益が6億円となっている(18年6月期)。

(3)Global事業には日本国外で展開するEC、卸売、店舗、メディア等のサービスが含まれる。
中国における越境ECや台湾、香港、タイなどで@cosmestore(アットコスメストア)を10店舗(19年3月末)運営している。
同事業のセグメント業績は売上高が76億円、セグメント利益は若干ではあるが赤字となった。(18年6月期)。

(4)その他事業では、美容部員等を派遣する人材派遣事業と、創業間もない企業も含め幅広い成長ステージの企業に投資する投資育成事業を展開し18年6月期の売上高は13億円、セグメント利益は4億円だった。

上述の通り利益の柱は美容系総合サイト@cosmeを運営するOn Platform事業であり、10年6月期から18年6月期にかけて売上高は32億円から284億円に、営業利益は2億円から21億円に増加する高い成長を実現している。

アイスタイルの業績推移

更なる成長に向け「ブランドオフィシャル」に注力

18年4月には新しいマーケティングサポートサービス「ブランドオフィシャル」をリリースした。
同サービスは@cosme内でブランドのプロモーションなどを行っている企業向けのサービスで、@cosmeに蓄積されたデータベースを活用しマーケティングプロセス全体をサポートする。
利用企業は月額50万円で@cosmeのユーザー動向の分析や、@cosme内で情報発信が可能となっている。同社では当事業を今後広告に次ぐ収益の柱と位置付けている。

ブランドオフィシャル(出所:アイスタイル)

株式会社FISCO

1995年に設立、2006年上場。金融情報配信会社として、株式、為替、債券、仮想通貨といった金融情報を幅広く取り扱う。各投資市場に対する深い理解と洞察に基づき、初心者からプロまで、投資家を支援する各種金融サービスを提供している。 全国の金融機関約250社向けに金融情報を提供しているほか、個人向けではヤフーファイナンス、LINEニュース、SmartNews、Gunosyなど、国内の主要なサイトやアプリに金融・経済系コンテンツを提供している。

ファッション・アパレル業界レポート

一覧を見る