業界再編一巡の医薬品商社に対し、医療機器商社はM&Aなどによる業容拡大余地大

2019年12月04日

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国内住宅市場は堅調、18年度は多くの建材商社が増収を実現

2018年度の国内住宅着工件数は前年度比0.6%増の95万件となった。13年度以降、住宅着工件数は年間90万件を超える水準で推移している。
良好な事業環境を受けて、上場している住宅・エクステリア・建材商社各社の19年3月期は増収となるところが多かった。

業界最大手のJKホールディングスの売上高は前期比3.7%増の3,589億円となった。
このほか、木材に強みを有す、すてきナイスグループの売上高は前期比1.4%増の2,429億円、ジューテックホールディングス売上高は前期比2.1%増の1,598億円、九州が地盤のOCHIホールディングス売上高は前期比10.1%増の1,046億円、北海道が地盤のクロザワ売上高は前期比2.7%増の928億円となった。

国内住宅着工件数の推移

JKホールディングスは建材商社最大の規模をもつ

JKホールディングスは、住宅建材の専門商社であるジャパン建材を中核会社に、①総合建材事業10社、②合板製造・木材加工事業10社、③総合建材小売事業22社、④その他18社を束ねる純粋持株会社。
グループ従業員数は2,896名を誇る業界最大手企業である。

グループ中核のジャパン建材は全国2,000社以上のメーカーから住宅建材を仕入れ、ハウスメーカー、ビルダー、ゼネコンなどに商品を卸している。

ジャパン建材の事業内容


特長としては、業界最大級の展示即売会「ジャパン建材フェア」を開催していることや、PB(プライベートブランド)商品Bullsを展開していることなどが挙げられる。

ジャパン建材は、東京ビッグサイトにて年2回、業界最大の展示即売会「ジャパン建材フェア」を開催している。
販売店や工務店を対象に、建築資材や住宅関連機器メーカーが一堂に会し、新商品や売れ筋商品をプレゼンテーションしている。
その一切の取り仕切りをジャパン建材が担い、ユーザーとメーカーをつなぐ商社機能をここに集約している。
出展メーカーは200社以上、毎回2万数千人の来場者を数え、1開催で500億超もの売上高を記録するビッグイベントとなっている。

東京ビッグサイトでの様子


ジャパン建材のPB商品Bulls(ブルズ)は、床材・壁材、屋根・外壁、建材、住宅設備機材、エクステリア機器など幅広いアイテムを撮り備える。
長年培ってきた経験と現場の声を活かして、品質・機能・価格などあらゆる面で顧客のニーズに沿うよう、商品の開発に努めている。
この結果、Bulls(ブルズ)の売上高は近年右肩上がりで増加が続いている。

Bulls(ブルズ)の売上高推移


JKホールディングスの近年業績は、基本的に増収増益傾向が続いている。19年3月期と10年3月期を比較すると、売上高は40%、営業利益は2.5倍に増加した。


JKホールディングスの業績推移




株式会社FISCO

1995年に設立、2006年上場。金融情報配信会社として、株式、為替、債券、仮想通貨といった金融情報を幅広く取り扱う。各投資市場に対する深い理解と洞察に基づき、初心者からプロまで、投資家を支援する各種金融サービスを提供している。 全国の金融機関約250社向けに金融情報を提供しているほか、個人向けではヤフーファイナンス、LINEニュース、SmartNews、Gunosyなど、国内の主要なサイトやアプリに金融・経済系コンテンツを提供している。

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