国内市場においては高齢化の影響を受けて、市場規模は年率2%程度の成長を維持してきた状況です。日本国内の医療費削減の影響が医薬品ほど大きくないため、各社、引き続き採用意欲は旺盛な状況です。特に高齢者が増えている背景から、整形領域のメーカーは採用が活況であり、今後は循環器の領域等でも新規製品のローンチに合わせて採用が活況となる可能性があります。また、ロボティックスや医療情報の分野においても大型の投資が進んでおり、今後よりinnovativeな製品開発により医療行為そのものへの考え方が大きく変わっていく可能性もあります。また、海外市場については東南アジア諸国、BRICs等の新興国における医療レベルの向上に伴い、医療機器の売り上げは大きく伸びてきており、各社今後のさらなる成長には国外への進出がキーになると思われます。
- 業界売上総計(Edinet掲載企業)4兆1,175億円
- 業績伸び率※226.64%
- 収益性※2.17%
- 平均年収 636万円
- 求人倍率--倍
※業績伸び率:(前年度売上÷前々年度売上×100)から算出した値
※収益性:(営業利益÷売上×100)から算出した値
この業界の従業員の評価
- 総合評価 3 38 reviews
- 平均有給取得日数 9.2 日
- 平均残業時間 24.8 時間
カテゴリ別評価
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人事評価の適正感2.6
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ワークライフバランス3.3
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女性の働きやすさ3.1
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企業の成長性・将来性2.5
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給与・待遇面の満足度2.4
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経営陣の手腕2.6
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顧客志向度3.6
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自己成長環境2.9
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企業の安定性3.1
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事業の社会貢献実感3.4
企業の雰囲気・風土
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- 社風
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保守的 革新的
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- 仕事の進め方
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決められた進め方 裁量の大きい
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- 職場の雰囲気
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落ち着いている 活気がある
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- 風土
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トップダウン ボトムアップ
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- 意思決定のスピード
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品質・信頼性重視 スピード重視
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- 評価ウエイト
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個人評価 チーム評価
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- 給与体系
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年功序列 成果主義
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- 異動頻度
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多い 少ない
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- あまり
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- 普通
- お勧めしたい
- すごく
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- お勧めしたい
- 普通
- あまりお勧めしない
- お勧めしない
経済動向
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2019年12月02日
商社機能、メーカー機能を合わせ成長を図る医療機器商社日本ライフラインは、メーカー機能も併せもつ独立系の医療機器商社1981年の創業以来、一貫して心臓ペースメーカーをはじめとする、心臓循環器領域に関する医療機器を専門に事業を展開している。心臓ペースメーカーのほか、心臓循環器に関連する幅広い医療機器を取り扱っており、心臓循環器領域では国内で有数のポジションを有している。事業領域心臓循環器領域における幅広い症例に対応する医療機器を取り扱っており、事業領域は4つに大別される。心疾患は、日本の3大死因の一つ高齢化や社会におけるストレスの増加等の要因により、心疾患の患者数は年々増加している。そして今日の日本社会においては、心疾患は、ガン、脳血管疾患と並び3
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2019年09月17日
医薬品・医療機器商社の動向と業界の注目企業「メディパルホールディングス」 -
2019年06月19日
医薬品・医療機器商社の最近の動向
業界動向・業績
2016年 | 2017年 | 2018年 | |
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業界売上総計 (Edinet掲載企業) |
1兆292億 | 1兆8,167億 | 4兆1,175億 |
前年からの伸び率 | 110.45% | 176.51% | 226.64% |
収益性 | 2.73% | 2.64% | 2.17% |
業界トレンドワード
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- IT、IoT、ICT
- 2018年度に「医療ビッグデータ法」が施行され、医療データを扱う自由度が上がったため、院内システムをクラウド化し、ビッグデータを活用し、新しいサービスを提供するなどのビジネスが活況になっていく見込みです。アプリやウェブサービスを作る技術も必要になっていくため、外部からのヘルスケア領域への参入や各メーカーでIT人材の採用が増えてきています。
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- ロボット技術
- 産業用ロボットで培ってきた技術を生かして、医療分野に応用した機器・システム開発が進んでいます。現在、研究が進んでいるものについては、内視鏡手術ロボットや情報処理技術を活用したインテリジェント手術室等があります。
医療機器メーカーは整形領域、循環器領域を中心に各社引き続き採用に意欲的な状況で、業界の採用求人数もゆるやかではありますが、右肩上がりで伸びています。特に営業の求人は多数あり、医療機器営業の経験者にとっては、転職をしやすい時期であるといえると思います。また、薬事、品質保証、安全管理等の専門職については根強いニーズがあり、転職先を見つけやすい時期であるかと思います。ただし、日本国内では医療費の削減が叫ばれており、すでに医薬品業界が直面している価格改定の波が医療機器市場でも起こる可能性もあり、国内市場の成長が鈍化していく見込みでもあるため、トレンドを見極めながら、転職活動を行っていくことが重要となります。