雑貨業界は、市場別に見ると、100円ショップ市場・ディスカウントストア市場ともに右肩上がりで安定して成長しています。企業別に見ると、中小企業が多くを占めており、各社品目別に特化している企業が多く、各社得意な領域を持っています。日用品雑貨に強いレック、化粧・服飾雑貨・ファンシーグッズのSHO-BI、エコ雑貨をはじめとした法人向け雑貨のトランザクション、住宅関連雑貨のイデアインターナショナルなど、同じ雑貨という業界の中でも、各社得意な領域を持っています。
文具業界は、デジタル化の影響から長期的に見ると縮小傾向にあります。品目別に見ると、事務用書式類等は、デジタル化の影響から減少傾向ですが、ボールペンやシャープペンシル、万年筆などは、順調に成長しています。売上規模は、文房具と事務用品を総合的に扱うコクヨが圧倒的シェアを誇っています。品目別に見ると、筆記用具では首位がパイロットコーポレーション、次いで三菱鉛筆、ゼブラなどの企業が上位を占めています。業界のトレンドとしては、国内市場は少子化とデジタル化の影響により縮小傾向のため、大手各社は海外展開を積極的に進めています。
- 業界売上総計(Edinet掲載企業)8,674億8,610万円
- 業績伸び率※108.79%
- 収益性※4.85%
- 平均年収 570万円
- 求人倍率--倍
※業績伸び率:(前年度売上÷前々年度売上×100)から算出した値
※収益性:(営業利益÷売上×100)から算出した値
この業界の従業員の評価
- 総合評価 3.2 36 reviews
- 平均有給取得日数 9.3 日
- 平均残業時間 22.7 時間
カテゴリ別評価
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人事評価の適正感2.8
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ワークライフバランス4.0
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女性の働きやすさ3.8
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企業の成長性・将来性3.0
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給与・待遇面の満足度2.6
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経営陣の手腕2.5
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顧客志向度3.3
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自己成長環境3.5
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企業の安定性3.1
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事業の社会貢献実感3.2
企業の雰囲気・風土
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- 社風
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保守的 革新的
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- 仕事の進め方
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決められた進め方 裁量の大きい
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- 職場の雰囲気
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落ち着いている 活気がある
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- 風土
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トップダウン ボトムアップ
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- 意思決定のスピード
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品質・信頼性重視 スピード重視
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- 評価ウエイト
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個人評価 チーム評価
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- 給与体系
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年功序列 成果主義
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- 異動頻度
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多い 少ない
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- あまり
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- 普通
- お勧めしたい
- すごく
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- すごくお勧めしたい
- お勧めしたい
- 普通
- あまりお勧めしない
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経済動向
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2019年05月13日
アパレル・消費財・化粧品メーカーの最近の動向アパレル・消費財・化粧品メーカーの最近の動向 国内ファストファッションの2強、ファーストリテイリングとしまむらの直近の業績は明暗がくっきりと分かれている。 ファーストリテイリングの2018年8月期業績は2ケタの増収増益となるなど快走が続いた。国内ユニクロ事業が安定的な増収増益を維持し、また海外ユニクロ事業は大幅な増収増益となり、業績拡大をけん引している。海外ユニクロ事業の営業利益は国内ユニクロ事業に匹敵する規模まで拡大した。 しまむらの18年3-8月期業績は売上高が前年同期比3%減、営業利益が同40%減となるなどふるわなかった。1,400店舗セールや設立65周年記念セールを行い、低価格を
業界動向・業績
2017年 | 2018年 | 2019年 | |
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業界売上総計 (Edinet掲載企業) |
6,172億5,739万 | 7,973億7,475万 | 8,674億8,610万 |
前年からの伸び率 | 124.02% | 129.18% | 108.79% |
収益性 | 6.69% | 4.85% | 4.85% |
業界トレンドワード
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- 原油価格高騰
- 雑貨業界の商品の多くは、プラスチック製品です。プラスチック製品は、石油由来製品のため、原油価格の変動の影響を強く受ける製品となっています。そのため、原油価格の変動が、雑貨メーカーの収益性に直結していると言えます。
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- デジタル化
- 文具業界では、「デジタル化」がキーワードとなっています。文具業界は「デジタル化」の影響により、長期的に見ると縮小傾向にあります。そのため、国内市場においては、他社商品にはないような特徴をもった商品を生み出すことで、他社と差別化を図っていく動きが、各社のトレンドとなっております。
雑貨業界は、取扱い商品は、衛生用品や清掃用品などのトイレタリー用品、キッチン雑貨など幅広いですが、基本的にはノーブランドで低価格な商品が市場の中心となっています。その背景は、雑貨メーカーは基本的に、ディスカウントストア、100円ショップ、GMS、ホームセンター、ドラッグストア、コンビニエンスストア等が主要な供給先となっているからです。そのため、商品の質というよりは、価格や種類が重要視されやすい傾向にあります。
文具業界は、少子化やデジタル化の影響により、国内市場は長期的に見ると縮小傾向にあるため、各社主力製品の品質改良や多機能化などに注力することで、他社と差別化を図ることが必要となっています。そのため、転職市場を見ると、商品開発のポジションや、デザイナーのポジションなど、専門的職種の求人が多く見られます。メンバークラスだけでなく、リーダーや管理職クラスの求人も見受けられます。