2020年03月23日

「女性の可能性を広げたい!」 ㈱ステルラ 創業者が語る、「自分らしく生きる」とは

キャリドア編集部

2020年03月23日

今回は、大学卒業後、証券会社勤務、アパレル分野の専門商社勤務を経て、 ベンチャー企業の立ち上げに参画し、 2019年に、女性の人生の選択肢を増やしたいという思いから 「株式会社ステルラ」を創業した西史織さんにお話をお伺いしました!

女性起業家

目次

「自分のやり方に自信を持てない」
「仕事もプライベートも充実させたいけど、どちらかは諦めないといけないのかな」
そんな風に感じている方が、自分らしく生きることに自信を持てるようなお話を聞くことができました。

西さんの明るさとその裏にある芯の強さに隠された「自分らしく生きる」源泉を知ることが出来るので、性別問わず、
キャリドア読者の皆さんに読んで頂きたいコンテンツ盛りだくさんの内容となっています!



インタビューした人
株式会社ステルラ
CEO
西 史織

大学卒業後、証券会社を経て、アパレル分野の専門商社勤務を経て、ベンチャー企業の立ち上げに参画。
現在は株式会社ステルラを創業し、女性の不妊治療や働く女性に向けたメディア運営を行っている。

株式会社ステルラ
不妊治療を無くし、女性がもっと輝けるような社会を目指すため
卵子凍結サービスの運営や、働く女性に向けたメディアの運営を行う。

自分で自分の生きる道を開拓してきた、活力溢れるとても魅力的な女性でしたので、
何か頑張りたいとは思っているけれでも、周りの反応であったり自分の選択に自信がなかったり
「なんとなく頑張る一歩踏み出せない」と感じている方は必見の内容となっております。



<「卵子凍結」をきっかけに女性の可能性を広げたい>


――卵子凍結。普段生活をしていると聞きなれない言葉だと思いますが
卵子凍結を知ったきっかけがあったのでしょうか?

西:仕事もプライベートも全然上手くいってなくて、働き方と自分のライフプランをすごく迷った時期があって、すごく落ち込んでいた時に、周りの人にいろいろ話を聞く中で、周りは結構不妊治療をしている方が多くて、自分の中で衝撃を感じたんですよ。
なんでそんなにできないんだろうって調べはじめたのがきっかけです。

その中で、女性の妊娠力には限りがあって、年齢とともに妊娠力は落ちていくということを知ったんです。
そして、それを止める手段として卵子凍結があるということを知りました。
卵子凍結は若い時の卵子をとって凍結保存することで、将来妊娠できなかった時に若い時の卵子を使って、妊娠を見込めるというものなんですけど、その卵子凍結を知った時に私はすぐに「やりたい!」って思いました。

それまでずっとピルを飲んでいて生理を自分でコントロールしてたので、自分の産みどきをコントロールできる卵子凍結っていうのがあんまり違和感がなく自分の中に入ってきて、すぐ卵子凍結をしようって思ったんです。



――なるほど。そこから卵子凍結のサービスを作りたいと思うまでは何かあったのでしょうか?

西:いざ卵子凍結をしようと思って調べると、情報があんまりなかったんです。
ないというか分かりやすい情報や料金表がなかったり、体験者の方の口コミがなかったり、すごく困ったんですよね。
卵子凍結の方法ですら分からなくて。卵子凍結って手術が必要なんですけれども、そういうことも知らなくて。調べていく中で手術が必要だと分かったりしたんです。

でも卵子凍結ってすごく女性の希望になると私は思ったんですよ。今後仕事も頑張りたいし、結婚して、子供も産みたいと思ってる。
そういうライフプランを送るに当たって、卵子凍結をしておくことは将来に対する希望になると思いました。
自分もやりたいし、サービスとして何かできないかなって思ったのが最初のきっかけです。その時は、起業したいとういうよりは、サービスを作りたいっていう思いがありました。



――サービスを作りたいという思いはずっとあったんでしょうか?

02

西:高校生のときにLINEが出来たんですね。
それまでメールでやりとりしていたものがすべてラインのやりとりに変わって、その時に、人の生活習慣をプラスに変えてしまうサービスってすごいなって思いました。
こんなサービスをいつか自分も作りたいっていう思いはふわっとあったんです。

それが何かサービスを作りたいと思った原点になってますね。
最初は自分が卵子凍結した体験談であったり、卵子凍結っていうものがあまり知られていないので、こんな選択肢があるんですよっていう認知を広める、何かを作りたいなーという思いがありましたね。



――夢が実現したわけですね!前職で悩んでいた時に、卵子凍結を知って起業をする流れとなったとのことですが、悩んでいた時は会社をやめようという思いはありましたか?

西:そうですね。その時はやめようか、前職のベンチャー起業で、5年コミットするかを悩んでました。
ちょうど少し上のポジションを任される時期で、そのポジションにつくと5年くらいは自分の人生をおいといてコミットしないと会社として成長しないだろうな。
と思ったので、5年ここにコミットして30代半ばまで働くか、もうここをやめて他にやりたいことを探すか、どうしようかなと悩んでました。

そこで迷っている中で、いろんな人とお話をして、卵子凍結のサービスをやりたいっていうのが出てきて、やりたいことが見つかって、会社を立ち上げる流れになりました。



――すごい人生転換ですよね!会社としてはどんなことを実現したいのでしょうか?

西:私自身は、みんなに卵子凍結をしてほしいっていうのは全然ないんです。
卵子凍結は選択肢の1つでしかなくて、その人が望む将来にむかって、頑張るための選択肢の中の1つにあればいいなと思うんですね。

30代前後の女性ってアクセル踏みながらブレーキかけてるっていう印象が個人的にあるんです。仕事も頑張りたいし昇進もしたい、でもなんか結婚もそろそろしたほうがいいかもとか、子供いつ産もうとか、ちょっとした迷いとか不安がありながらすごい仕事を頑張っているっていう印象があって、私自身もそうだったんですね。だから、そんな女性がやりたいことにフルコミットできるように手助けできる材料の1つ、ブーストできる材料の1つとして卵子凍結があったらいいなって思いますね。


<「自分の軸」を見つける方法>

――卵子凍結が、女性が頑張れるきっかけになれるととても素敵ですね!西さん自身がアクセル全開に変われたきっかけってあったんでしょうか?

西:いろんな方とお話をしたり、内省をしたりしました。なんで今この仕事してるんだっけっていうのだったり、なんで起業したんだっけってすごい考えました。
やりたいことを見つけた方が良いとか起業した方が良いとかそういう思いは全然なくいんですけど、何か自分の軸をしっかり持っていた方がいいなとは思います。

自分の人生ここに行きたいって思っていたらそこにまっすぐ進むわけじゃないですか。でもそこがぼやってしてしまうといろんなところに蛇行しちゃうと思うんで。
自分のやりたくない仕事したりだとか、変な男性にひっかっかったりだとかしちゃうと思うんです。だから自分の軸をしっかり見つけるのが大事だなって思います。



――自分の軸をもつ大切さですね。私自身も軸がぶれぶれなので、とても身に沁みます。自分の軸がはっきりしたなって感じたのはいつ頃だったんですか?

西:最近ですね。今年1月にシリコンバレーに行ってたんですけど、そこで、「Women's startup Lab」っていう4日間のプログラムがあって、そこに参加して自分の中をもっと深掘りすることで、軸がはっきりした気がします。

自分が過去決定したことに対してどう感じたかを思い出して、自分の源泉にある個性を見つけていく感じです。
自分の個性があるからいろんな出来事をチョイスしたり、感じたりするんですけれども、それを見つけていくというイメージです。

去年わたしも1年間、色んな人に話を聞きすぎて、軸がぶれぶれになっちゃった時期があったんですけれども、もう一度自分の過去の決定を思い出して軸をはっきりさせることで、自分が何をやりたかったんだっけっていうのを、思い出すことが出来ましたね。


<「自分らしさ」を大切にして、ポジティブに生きる>

――起業した時って周りの反応はどうだったんですか?

03

西:「頑張って!いいね!」って言ってくれる人もいれば、「そんなんで大丈夫?」と半々でしたね(笑)でも、得体の知れないものじゃないですけど、新しいことはじめたなーっていうくらいにしか思われてないですかね。
学生の頃からそういう新しいことに飛びつくっていうのは好きだったので、応援してくれる子がすごい多いです。


――ご家族はどうでした?

西:事後報告だったんですよね(笑)「そうなんだ、がんばれ。」って応援してくれます。
私が大学生くらいの時に、父親は自分でサラリーマンをやめて飲食店を始めたんですよね。
それを見てたので、やりたいことをやってるのがかっこいいというか楽しそうというのはすごく思ってました。放任主義な面もあるので、猛反発はされませんでしたね。



――なるほど。西さんの起業の原点はお父様かもしれないですね。今は起業してみて1年弱くらいかと思いますが、感情的には楽しいな!って感じですか?

04

西:全然楽しい100%じゃないですよ(笑)しんどいというか、悩むな、考えないとなーっていう気持ちもあるんですけど、総合的に自分で会社を立ち上げてよかったなって思います。
やっぱりやりたいことやれてるから楽しいです。悩むことがあっても立ち直りがはやいというか。
知らない世界を知れるし、今まで考えなかったことを考えるようになったりもするので面白いです。

今までは、そんなに自分のことを深掘りすることもなかったので、自分が分かるのも楽しいですね。
でも1日の感情がジェットコースターですよ(笑)「このサービス絶対成功するな」っていう日と「もうだめだ死ぬわ」って思う日があったりします。
最終的には、やっぱりわくわくするし楽しい!って思えるから、悩んでも頑張れます。




――ご自身のやりたいことを見つけて、実行しているからこそ、素直に頑張れるし、わくわくできるってことですよね!わたしもそう思えるものを早く見つけます!
では、最後にキャリドア読者向けに一言いただいてもよろしいでしょうか?

西:私は、基本的に自分の心が動く方に進んでいます。興味やわくわくが感じることをするし、買うし、周りの人も状況によって付き合う人は変えますね。

すごく悩んでいる時に自分に対してマイナスなことばっかりいう人は嫌なので、そういう人とは今は会わないって決めるとか、この子に会社の話をしてもあんまり楽しそうじゃないなっていう時は、ちょっと今の段階は話さないでおこうとか。
自分が心地良いと思える状況にいれるように常に意識しています。自分の周りのものであったり人であったり、行動であったりを変えますね。

今だったらポジティブな人を周りに寄せ付けるように意識しています(笑)ネガティブな人はもういいって感じです(笑)
そうやって周りを変えていくことで、どんな状況もプラスに変えられるんじゃないですかね!




今回のインタビューでは、事業の話から人生に対する考え方まで、
西さんの生き方をざっくばらんにお答えいただきました。
明るく笑顔で質問にお答えいただきながらも、西さんの芯の強さを感じることが出来ました。

自分の心が動く方に進む。

それは簡単そうに見えて、周囲の目を気にしてしまう日本人には難しいことなのかもしれません。
しかし、自分の心が動く方を信じて、周りの環境を変えていくことで、自分らしく生きる。
私もそんな生き方をすることで、自分の生き方にもっと自信を持ちたいと思いました!

適職診断