2019年10月10日

【回答例つき】「10年後の自分」について面接で聞かれる理由と答え方

キャリドア編集部

2019年10月10日

採用面接で、比較的によく聞かれる質問に一つに「10年後の自分について」というものがあります。なぜ面接官はこの質問をするのでしょうか。質問の意図や、どのような回答をすべきかについて解説していきます。

面接で「10年後の自分について」を聞かれる意図

面接で「10年後の自分について」を聞かれる意図

目次

面接で「10年後の自分について」を聞かれる意図

まずは、なぜ面接官が「10年後の自分について」を質問するのかその意図について解説します。

業務理解・企業理解ができているか

10年後の自分について答えるためには、仕事に対する理解、企業や業界に対する理解が深くないといけません。
この質問には、企業研究や業界研究をしっかり行い、「企業理解を高めていることができているか」の意図が含まれているといえるでしょう。
自分の10年後を語ることは、企業の10年後のイメージを語ることと同じ意味をもっていると考えることができます。

成長意欲を持っているか

成長意欲があるかどうかを見分けるために、10年後の自分について聞くこともあります。
やりたい仕事やなりたい自分を具体的にイメージしていないと、10年後の自分は想像できないものです。
 10年後の自分が想像できていないということは、「入社してからどのように成長していきたいのかが明確でない」ということですから、成長意欲も低いと判断されてしまいます。
「あれがやりたい」「こうなりたい」と答えられる人と具体的イメージが答えられない人がいた場合、どちらのほうがより意欲のある人材だと思えるでしょうか。
この質問から、熱意の部分も感じ取られてしまうのです。

企業理念と目的がマッチしているか

多くの企業が、企業理念や経営理念に共感して仕事に取り組んでもらいたいと思っているものです。
その企業理念や経営理念と、求職者が目指す目的が一致しているかを探ることにも10年後の自分を聞く大きな理由になっているのです。
企業理解にも通じる部分ではありますが、企業が目指す方向性をしっかりと理解した上で、自身が企業で成し遂げたいことを語れるようにしなければなりません。

「10年後の自分について」考えるために必要な3つのポイント

企業が質問する意図をふまえて、10年後の自分について考える際に必要な3つのポイントを解説していきます。

1.企業研究を入念に行う

10年後の自分を考える上で最も重要なことは、「面接先の企業情報や仕事に対する理解を深める」ことです。
企業研究をおろそかにして、無関係な成長プランを掲げても、採用担当者の心を打つことはできません。
まずは、面接先の企業がどのような思いや考えで事業を行っているか、この先どう成長させたいと思っているのかを社史やCSR、企業理念などを参考に調べておきましょう。

2.自分がやりたい仕事やなりたい理想像を明確にする

企業理解が深まったら、次は自分自身に対する理解を深めておきます。
「やりたい仕事は何なのか」「なぜその仕事をやりたいのか」「なぜその企業でなければならないのか」といった理由を考えておけば、10年後になりたい自分の姿も明確になってくるのではないでしょうか。
キャリアプランが明確であればあるほど、企業は熱意のある人材と見てくれるはずです。

3.目標達成のために今やるべきことを考えておく

将来の夢や目標を語ることも大切ですが、目標を達成するために「今やるべきことは何なのか」もしっかりと考えておきましょう。
やりがいのある仕事や責任のある仕事を任されるようになるには、地道な努力の積み重ねが必要になることも少なくありません。
10年後の自分に必要な「スキルや資格」などをあらかじめリサーチして取り組めるように準備をしておきましょう。

面接時の回答例

実際の面接時に、10年後の自分について聞かれた場合はどのように答えればいいのでしょうか。
回答例をご紹介しますので参考にしてみてください。

< 営業職志望 / 10年後のキャリアプラン:人事担当者 >
「私は10年後、御社の人事担当者として、今後の企業の成長を担う人材の採用や育成に注力したいと考えています。
近年、企業の採用難が問題視されていますが、その傾向は今後も強くなっていくことが予想されています。
だからこそ、採用業務は、企業を成長させる上で最も重要な業務であり、優秀な人材を採用する仕組みを構築することで、利益をもたらすことができると考えています。
そのためには、まずは営業職として、自社サービスはもちろん、社会の流れをしっかりと理解し、多くの人との交流の中から、人脈を広げていきたいと思います。
その上で、より魅力的な企業の在り方や採用手法について学び、採用担当として企業の将来を担っていきたいと思います」

「10年後の自分」は企業と自己に対する理解の証明

10年後の自分を語るには、企業理解と自己分析の両方が必要不可欠です。
そして、採用担当者はこの質問から、「事前準備をしてきているか」「採用後、結果を残し貢献してくれるかどうか」を見極めているのです。
 企業理解や自己分析は、転職活動において最も重要なポイントといっても過言ではありません。
これをしっかり行っていないと、希望の企業を見つけることができなかったり、入社後にミスマッチがあってすぐに辞めてしまったりすることにもなりかねません。
単なる面接対策としてではなく、自身の未来を考える材料として、10年後の自分を想像してみてはいかがでしょうか。
転職相談申し込み